mardi, août 31, 2004

       

typhoon house

 淀屋橋から裏のほうへはいると、そこには吉兆という料亭がある。こういう店の習いで、看板は目立たぬ。吉兆のむかいのホテルのラウンジから、吉兆のたたずまいをながめつつアイスコーヒーをすする。台風の大風がごうごうと街を鳴らすのをきく。
 昨日のあれは、予想通りよくなかった。…なんのことかわかるまい。大阪まで来ておいて、たいした成果もなし。さてと、帰るか、しかし淀屋橋の駅まで行く傘はなし。傘なんか、こんなに風が吹けば意味もないか。 

 

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