handling laboratory rats
ハンドリングといって、ねずみどもを一匹ずつこねくりまわすようにいじる作業がある。かなり面倒な作業である。あの飼育室は暑くて、くさい。腹や背中の皮をこねこねして、手のひらのうえに乗せて、退屈なのでねずみを腕の中に抱いて廊下まで出てしまう。ほんとうはあまり外へ出してはいけないのだが、ねずみを抱いたまま廊下の時計を見ながらうろうろする。慣れてくるとねずみはぐにゃっとしたかんじになってくる。初めてつかみあげられたとき、ねずみはかなり抵抗する。そのとき白衣の腕はねずみの尿で濡らされ、手には糞を着けられる。いま現在、ぐにゃぐにゃくんたちは五匹。これから夏中、厳しい訓練を乗り越え、ホンモノの精鋭ラッツになるのだ。
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