dimanche, juillet 18, 2004

       

都市公園を抜けて

 都市公園を抜けて,その女が住んでいたというアパートの前に行った.その部屋には,住人はあるようだったが気配はなく,隣室の窓が開け放たれ,上半身裸の若い男が低い座卓にむかって食事をしているさまが丸見えであった.電車をいくつも乗り継ぎその場所を目指してやってきたのだが,現実的な日常的光景を目の当たりにして,気温はまだ摂氏三十度を超えているであろうその夕暮れ時に,矮小な精神をここにくすぶらせている自分をまたも発見するのである.ある日の猛暑の午後の終焉である.

 

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